引越ました

このたび《2012.03.10》『鄙からの発信』発行ツールを変更して引越しました。
従来、当サイトはMovable Type(シックス・アパート社が開発・提供するブログソフトウェア)を利用して発行してきましたが、この度発行ツールをWord pressに変更致しました。
 新しい『鄙からの発信』はこちらから  新『鄙からの発信』     

 Word press (ワードプレス) は、オープンソースのブログ/CMS(Content Management System) プラットフォームです。 セマンティックWeb、コードやデザインの美しさ、Web標準、ユーザビリティなどを意識して開発されており、無料でダウンロードして使うことができるソフトウエアです。
 ブログ発行に一般的に多く使用されているブログ発行ツールは、YAHOO、LIVEDOOR、GOO、EXCITEなどが提供するサービスがありますが、それら無料利用だと広告バナーが表示されることや(有償使用に変えれば広告バナーなどは非表示にできる)、独自ドメインが利用できないなど自由度が制約されます。また企業の意向により思わぬ変更を余儀なくされたりする場合もあります。 それで茫猿は数年前からMovable Typeを利用して『鄙からの発信』を発行してきましたが、この度様々な事情から発行ツールをWord pressに変更したものです。
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# by bouen | 2012-03-10 00:16 | Who’s 茫猿

鑑定士の鮮度-2

 最近の『鄙からの発信』記事の歯に衣着せぬ物言いや、関係各位へのe.Mailの発信は少なからぬ物議を醸し出しているようである。 末席とはいえ役員として如何なものかとか、改善プロジェクト・メンバーとしてはInformantだとかDeep Throatだとかの批判も耳にしている。

 ですが、茫猿は2003年:個人情報保護法施行当時の間違い、2006年:新スキーム施行当時の間違い、2008年:REA-NET構築当時の間違いを繰り返したくないだけである。 過去三度、情報の安全管理担保と透明性確保の機会があったし、茫猿にも何らかの発言機会があったのだが、無用の自己規制で生ぬるい発言や提言に終始したという悔いを残している。 間違えたのは茫猿だけではなく、当時の協会執行部もその責を負わねばならないと考えている。

 それにしても、問題点の存在を認識しながらも、あちらこちらに気遣いして、中途半端な発言に終わってしまったという悔いは残している。 だから分に過ぎた身の程知らずの発言を繰り返しているのである。 茫猿自身にとっては、今回が最後の機会でしかも残された時間は少ないと認識しているし、鑑定業界にとっても得難い機会であろうし、今の好機を逃せば両三年は改革の機会が遠のくかもしれないし想定外の事態に遭遇する可能性も考えられる。 だからこそもの申すべきは申しておこうと考えているのである。

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# by bouen | 2012-03-07 06:49 | 不動産鑑定

鑑定士の鮮度

 茫猿の提言書を誤読するというよりも、自らに都合の良い処だけを採用しようとするのか、或いは意図的に誤読しようとする人たちがいるようである。 だから、敢えて本記事を付け加えておくのである。

《茫猿提言の骨子》
一.新スキーム由来データの保管管理権者は鑑定協会会長である。
二.公的土地評価に限って士協会長に一括ダウンロード権限を認めるのみである。
三.士協会長はDL後、所要の作業を行い、必要Dataを評価員に配布後は消去する。
四.評価員は配布を受けたDataを、支援ソフトにインストール後に消去する。
五.一般利活用閲覧料は全国一律とし、固評等については減額措置を検討する。
六.Data閲覧に際して、差別的取扱は認められない。

 そもそも、士協会会長(代理者)並びに二次的配布を受ける固評各市区町村主幹等管理者そして固評評価員鑑定士は、配布Dataを単に比準価格試算資料として利活用するのではなく、地域の地価動向分析や価格均衡に十二分に配慮し、公的土地評価の実を挙げる基礎資料として利活用されることを期待するからである。 同時にそれは公的土地評価の新しい時代を開く端緒となってほしいと願うからである。 そこにおいて提言は、安全管理措置と透明性確保を追求する姿勢に、一揺るぎもないのである。

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# by bouen | 2012-03-06 03:41 | 不動産鑑定

島唄とちゅら海水族館

 那覇二日目の夜も、シマンチュと泡盛そして島唄です。 ゴルフ組と合流して向かったのは前夜と同じ「島唄・樹里」です。 茫猿以外は全員初めての訪問で、昨夜と同じく全員が大喜びなのは結構なことですが、茫猿は観光の色濃くなった島唄よりも先島の香りを残す店へ向かいたくて、彼等と別れて「鳩間島」へ向かいました。 同行してくれたT氏いわく、「彼等初心者にはこの店は無理でしょう。でも此処の島唄は歌声も三線も腹に染みます。」と高い評価をしてくれました。

 両店の違いはというと、樹里は美人親娘、なだそうそうを歌う。三線の曲弾きをする。鳩間島は男性のみ、なだそうそうは唄はない。客を舞台に上げない、というところです。樹里の三線も唄も太鼓も相当のものです。樹里は華やか、鳩間島は重厚です、念のため。 

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# by bouen | 2012-03-05 08:27 | 只管打座の日々

公的土地評価・事例資料等取扱基準案

 二月の終わりに畏友から、沖縄ゴルフツアーの誘いを受けました。汗ばみ始めた琉球の青芝の上で、新スキーム問題を語らないかというのです。 東京でお歴々の話ばかりを聞いていても、見えてこないことが沢山あるけれど、前線で苦闘する中堅若手の話を直接聞けば、様々のことが判るのではないかと言うのです。

 茫猿は右目の視力が減退し始めてからゴルフは止めています。 元々下手くそだし、アドレスが難儀になってからは疲れるばかりになったからです。 それでも私ひとりは昼間に沖縄観光をし、夜は泡盛の杯片手に九州や沖縄の方々と語り合うのも悪くないと、急遽、那覇へ飛びました。 二月末の明石大橋たもとでの舞子会議につづく、琉球会議というわけです。

 昨秋から熊本、仙台、そして舞子、那覇と、各地の皆様のお話を伺ってきました。来週には山口にお邪魔する予定です。 地元の若手の話も近く伺う予定です。 それらが直接何かを生むとか何かのお役に立つと考えているのではありません。 しかし、役員ではない多くの方々のお話しを伺い、オフレコも含めて様々な話をさせていただくのも協会理事の一つの役目であろうと考えています。 茫猿には相応しい草の根活動と思っています。

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# by bouen | 2012-03-05 07:36 | 不動産鑑定

島唄と今帰仁城趾

 畏友達のゴルフツアーに便乗して、初夏の匂い漂う沖縄に参りました。 那覇第一日は九州・沖縄の中堅若手の鑑定士と、業界が直面している様々な課題について意見交換をし、その夜は島唄酒場で泡盛とオリオンビールの応酬をしました。 意見交換のあれやこれやはいずれかの日に記事にするとして、第一夜の会食後に訪れたのは島唄酒場:樹里です。

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# by bouen | 2012-03-05 05:29 | 只管打座の日々

弥生三月あれこれ

 幾つかのことが日本の行き先を変えてゆく予感がします。
 それは必然的に鑑定評価も変えてゆくことでしょう。
・楽天が英語の公用化を宣言してから一年余、ユニクロが追随した。
・年間営業利益一千六百億のヤフー新社長は44歳。
・国内にも格安航空会社が運航を開始した。
・TPP問題は農業と自動車等工業の争いから、社会規準のあり方を問い始めている。
・AIJ年金資金紛失問題は外部監査の義務化とその開示を求めようとしている。
・河村名古屋市長の不用意な南京事件発言の行方。
・愛知県並びに愛媛県は新公益法人の認定基準を満たしている旨の答申を受けました。

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# by bouen | 2012-03-02 01:31 | 茫猿の吠える日々

梅は半ばが佳し、桜は残が佳し

 梅が開きつつあります。紅梅は三分から五分、白梅は二分から三分でしょうか。
梅は満開も薫り高く佳いものですが、「梅は二分、三分を良し」とよく聞きます。春早くまだ寒きなかに、一輪二輪と咲いてゆき香りがほのかに漂ってくる、この春の到来感も合わせ、梅の樹形姿も合わせて、三分咲の梅を佳しとするのでしょう。

 桜の満開も匂い立つ感じがして良いものですが、風に誘われて散りゆく頃がとても佳いのです。 だから「梅は半ばが佳し、桜は残が佳し」なのだろうと思います。 咲き初めの梅であり、散り初めの桜なのでしょう。

 二分の白梅
 梅の花 いろこそ見えね 風吹けば 月の光の にほふなりけり (飛鳥井雅有)
 春の夜の やみはあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やはかくるる (凡河内躬恒)
 


 鄙桜は蕾固し
 青丹によし 奈良の都の さく花の にほふが如く 今盛りなりけり (小野 老)
 ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ (紀友則)
 
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# by bouen | 2012-03-01 12:35 | 只管打座の日々

the_peace

 遂にピース煙草が一箱千円になりました。 というのは正確でなく20本入り一箱千円のピースが新発売になりました。 確かに旨い煙草です。香りはまろやかでエレガント、味わいも穏やかで芳醇で深みがあります。 でも1本50円ですから、チェーンスモーキングの贅沢は叶いません。 1本吸い終われば、次の煙草に手を出すのがためらわれます。

 何度も禁煙し、最長禁煙期間は数年に及んだこともありましたが、何かのプロジェクトに関わって壁に当たれば喫煙者に舞い戻るを繰り返しました。 三月が過ぎて晴耕雨読以外に何もなくなったら、煙草はこのThe Peaceだけにしよう、一日数本の喫煙者になろうと思っているところです。

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# by bouen | 2012-03-01 09:39 | 只管打座の日々

事例取扱規準対比


 先号記事で申し上げました、新スキーム由来事例に関わる一般鑑定利活用と公的評価利活用の差異についての対比表を作成しましたので、提言書に合わせて開示します。

 【一般鑑定評価と公的土地評価の事例取扱対比表ファイルを開く】

 誤解のないように申し添えますが、小生の提言は「安全性について十全の担保措置実施」並びに「事例閲覧について十全の透明性確保」の両者を前提とするものです。 具体的に云えば、事例資料等閲覧に際して鑑定協会サーバからエンドユーザーまでオンライン閲覧により安全性を担保するものであり、閲覧に際しては如何なる差別的行為も排除するということです。 差別的行為とは、閲覧場所の限定や閲覧料等負担の格差を指します。 安全で透明でかつシンプルな閲覧システムを目指そうと云うことです。 そして鑑定評価の発展拡充に資することを目指します。
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# by bouen | 2012-03-01 08:33 | 不動産鑑定

蜩の記と蝉しぐれ

 「蜩(ひぐらし)の記」、第146回直木賞受賞の葉室麟氏作品である。蜩の記を書店の平積みで見かけ、手にとって直ぐに思ったのは蝉しぐれである。 「蝉しぐれ」は1988年、藤沢周平作品である。 即座に買い求めて一気に読み終わって感じたのは、両作品に共通する感覚である。 背筋のすっくと伸びた男の生き方を縦糸に幼なじみとの淡い恋心を横糸にした構成もさることながら、情景描写の巧みさと云うよりも読者の心に染み入ってくる語り口の爽やかさである。

 藤沢周平氏は1927年~1997年、前半生は業界紙記者として過ごし、庄内に位置する架空の海坂藩を舞台にして幾つかの時代小説を書いている。1973年「暗殺の年輪」で、第69回直木賞を受賞している。 葉室氏は1951年生まれ 地方紙の記者を経て、2007年「銀漢の賦」で第14回松本清張賞を受賞、以後毎年の如く直木賞候補に推されること五回目にして授賞する。 今も久留米市に在住し、九州北部を舞台にする幾つかの時代小説作品を発表している。

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# by bouen | 2012-02-25 05:43 | 只管打座の日々

Rea Review 制度Q&A

 不動産鑑定評価における「Client Influence Problem」問題に対応する改善策の一つとして、茫猿はRea Review 制度の創設を鑑定協会執行部に提案しました。同時にこの提案を『鄙からの発信』にも公表したところです。 斯界から芳しい反応は得られていませんが、それでも執行部は前向きに検討すると聞いております。 また一部の読者からは数件の質問もいただいておりますので、考えるところをお答えしたいと思います。

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# by bouen | 2010-09-04 08:09 | 不動産鑑定

七期茫猿鉄道Ⅱ

 もうすぐにH23地価公示が始まりますから、茫猿の夏休みも残り僅かです。様々なことが話題になり、フォーマットも改正された地価公示作業も、委嘱停年まで残すところあと三回くらいでしょうか、とにかく業務を楽しみながら進めたいものと思っています。 ところで、強固な路盤を作製し、HOゲージとNゲージを併走させるジオラマの線路敷設工事が概ね終わりました。試運転も順調で、特にHOゲージは安定した心地良い走りを見せてくれています。

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# by bouen | 2010-09-02 05:42 | 線路ハ何処迄モ

第七期茫猿鉄道着工

 先号記事でお知らせした第六期茫猿鉄道の廃線解体直前風景を撮影した後で、直ちに解体に着手しました。 その後、汗まみれになりながら、納屋の奥から古い板戸四枚を持ち出してきて、水洗い、切りそろえ、鉋がけなどを行って、新しい路盤を作製しました。

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# by bouen | 2010-08-30 05:40 | 線路ハ何処迄モ

第六期茫猿鉄道廃線

 今年前半はお袋の介護、看取り、それに加えてこの暑さですから、長いこと鉄道模型から遠ざかっていましたが、親爺と二人の老々生活にも慣れてきたところで第六期茫猿鉄道の仕上げを思い立ちました。 車載カメラ運行も実現したし、細部の作り込みには暑いから流れる汗が邪魔するしと考えている内に、次はHOゲージにチャレンジしてみるかと思いついたのです。

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# by bouen | 2010-08-29 02:44 | 線路ハ何処迄モ

NSDI-PTの実証実験

 NSDI-PTは五次データを地理情報とリンクして閲覧する実証実験を施行中ですが、NSDI-PTの初期の目的は、事例調査の負担軽減、的確化、そして得られた情報の有効活用あるいは情報発信にあったと存じます。
 様々に地価公示の行く末や悉皆調査:いわゆる新スキームのあり方が取り沙汰されている今こそ、NSDI-PT本来の事業目的に立ち返るべきであろうと考えます。

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# by bouen | 2010-08-27 02:49 | NSDI:地理空間情報

相撲協会と鑑定協会

 他山の石などとよく言うが、相撲協会を見ていると、鑑定協会の何処に問題が潜んでいるのかがとてもよく判る。 例えば相撲協会では、「ちゃんこの味が染みていない奴に何が判る。」と言って外部役員の導入にとても消極的である。 また「相撲は国技だ。」と言い、伝統の墨守に汲々とし外部の意見を聞こうとはしない。

 鑑定協会(業界)にも同じような傾向が認められる。 不動産鑑定評価は不動産鑑定士のみに許された行為と勘違いしている業界人は少なくないし、地価公示至上主義を標榜しながら、それでいて、地価公示が固定資産評価に埋没しつつある現状にあまり疑問をもとうとしない業界人も、一部に珍しくない。《公示と固評と地価調査と相続税評価の全てに鑑定士が関与することにより、時に四竦み状況とも云える事態無しとしないのである。》

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# by bouen | 2010-08-24 07:36 | 不動産鑑定

不作為に陥るなかれ

 Client Influence Problem (2010年8月15日)記事に、清水千弘氏からフォローコメントを頂きました。とても鋭く重要な指摘であるとともに、鑑定業界の外側から見た問題認識が何処いらにあるかを再確認させられました。

 ※清水千弘氏のフォローコメント

 ※ほぼ時を同じくして、多分鑑定士であろうK.A生さんから、フォローコメントを頂きました。 重要な問題だとの認識はあるようですが、鑑定評価技術の向上という視点が強いようで、社会との接点という認識は弱いようです。

 報道によれば日本航空の破綻原因を調べている同社の独立機関「コンプライアンス調査委員会」は、「重大な事態に対する歴代経営者の不作為が要因で破綻した」との結論を出したという。 日本相撲協会においても外部有識者で構成される「ガバナンスの整備に関する独立委員会」と親方衆(内部)との軋轢が大きいと報道されている。

 直面している「依頼者の不適切な要請が引き起こす問題」について、鑑定協会はまだ明確な姿勢を示していない。この件に関連して、「2008/06/17 証券取引等監視委員会行政処分」への鑑定協会の対応措置が思い出される。 鑑定協会はフォローアップ措置を行い、対応委員会を設置したのであるが、当該特別委員会はこの問題に係わりのある当事者で構成されるという奇妙なものであった。フォローアップ措置も「お茶濁し的対応」に終始したのである。

 それについて、有力役員氏に背景を尋ねたところ、「証券化問題に精通する会員を選任したのであり、まさか事なかれ対応に終始するとは考えなかった。」と回答されたのである。日本航空や相撲協会の対応に通じる鑑定協会の姿勢であり、抜本的な改革を断行するのだという協会挙げての強い姿勢が認められない、いわば不作為と評して差し支えない対応であった。

 今回の国会質疑についても、蛸壺に入って首をすくめていれば、嵐はやがて通り過ぎるであろうと、まさか考えてはいないであろうと信じたい。 今は鑑定協会のガバナンスが問われているのであり、鑑定協会のCSR(Corporate Social Responsibility)が問われているのである。 事なかれ主義に陥ることは、後々不作為の罪を問われるであろうと申し上げておきたい。

 もう一つ、2010.08.02予算委員会質疑は、「やらせ質疑」の疑いが濃厚である。発端はかんぽの宿問題の再燃をねらったものであろうが、その背景のひとつに鑑定評価に対する根深い不信感が行政府にも立法府にあるのではという疑いが捨てきれない。 国交相答弁にそれが窺えるのである。 知らぬは鑑定協会執行部のみということでなければ、幸いと考えるが如何なものであろうか。

 何はともあれ、鑑定業界外にある方からは丁寧なかつ励ましを伴ったフォローコメントをいただけるのに、少しは読まれているであろう業界人からはK.A生を除けば何の反応もないという状況こそが、ただいまの危機的状況を如実に示していると考えます。

《追記》
 茫猿は『鄙からの発信』にて、度々レビュー制度の創設を訴えてきました。その一部は、タグ「レビュー」からお読み頂けます。
 今に至るも一瞥だにされないのは、茫猿の不徳の致すところであるのは当然のことながら、同時に業界が自ら改革しようという意欲が薄いことの表れであり、事勿れ主義を表すものと考えます。 敢えて云えば「皆さんは、座して死を待つおつもりなのか。」と問う心境です。
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# by bouen | 2010-08-18 17:27 | 不動産鑑定

茫猿の遠吠

 Rea Review 制度創設提案を鑑定協会会長宛に発送し、写しをRea Netを通じて存じ寄りの協会役員氏宛回覧に供しました。多分、茫猿遠吠に終わるだろうし、孤猿虚嘯に終わるのであろう。でも今言うべきと考える時に、言うだけは言っておくのである。

 思い出せば、悉皆調査開始の時には天佑があったし、NSDI-PT創設提案の時にも思いもかけぬ結果を招いた。Rea Net構築の時だって、倦むことない活動が結果をもたらした。 REA-REVIEWだって予期せぬ結果が現れないとも限らない。 動かなければ何も始まらないのだ。「井蛙不可以語於海者」であると自覚するが、何もしないよりは、遠吠虚嘯であっても少しはましであろうと考える。 NSDI-PTについても、PTが本来果たすべき役割について、近く提言する予定である。

 それにしても、郵書や電話やファクシミリと較べて、iNETというものは市井の一私人にとって、いいえ草深く棲む鄙人にとって、なんとも有効にして強力な道具であろうかと思う今朝である。
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# by bouen | 2010-08-18 08:54 | Who’s 茫猿

法師ゼミ

 夕暮れどき、庭先で見かけた光景を切り撮っただけで、特に他意はございません。
夏の終わりと秋の訪れを告げる法師蝉が、蜘蛛の巣に絡めとられていました。
元気なときなら蜘蛛の巣など歯牙にもかけないのでしょうが、
旬日を鳴き疲れたあとでは、抗し得べくもなく、哀れ蜘蛛の餌となる。
   

 とはいえ、地に墜つれば蟻の餌と為る身なれば、
中空に逆さ吊りとなるも、また、生きるもののならいなのでしょう。
法師蝉や哀れなどと、つまらぬ感傷を覚えるのは、ひとの驕りなのかもしれません。
そういえば、これも spider's web です。

  鳴き逝きて  網目を飾る  身ぞ哀し  《茫猿》

   
 グリーンカーテンを目ざして作った日除けで、苦瓜がようやくに晩夏の花を咲かせています。
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# by bouen | 2010-08-18 08:07 | Who’s 茫猿