いちゃりばちょーでぇー

 「いちゃりばちょーでぇー」とは、漢字交じりで書けば「行逢りば兄弟」と書きます。 沖縄の方言で「出会った人は皆、兄弟みたいなものだ。」という意味だそうです。 那覇の鳩間島という島唄酒場で教えて貰いました。

 この連休の前週、大垣市内で高校時代の悪友連と呑んでいるときに、「お前はこの連休暇か?」と尋ねられて、二週間後に盛岡行きを控えていることもあって「特に予定はない。」と答えたのがことの始まりで、呑めば乗りのよい茫猿のことですから、彼等に付き合ってメンソーレ沖縄となったわけです。 でも突然の参加ですから、飛行機は別、ホテルも別にならざるを得ないという次第ですし、日程までも彼等とずれてしまうという沖縄でした。



 世の中何が幸いするか判らないのでして、那覇の夜に単独行動を余儀なくしたせいで、とても楽しい出会いに恵まれたのです。 ほぼ十年ぶりの沖縄ですが、前回訪ねたときに楽しかった島唄酒場を今回はタップリと巡ろうと決めてました。 それもできる限り八重山の唄が聞ける店をとネットで下調べをした上での那覇の島唄酒場:鳩間島です。

 鳩間島というのは、西表島の北方にある周囲4キロの小島で、鳩間節でも有名だそうですが、出かける前までは、そんなことは何も知らずに、オーナーが八重山出身というだけで訪れた店です。 チェックインを済ませて、夕食もそこで頂こうと島唄酒場・鳩間島に入ったのが七時前、ライブステージは八時からと云うことでもあり、夜の遅い沖縄(日没だって小一時間遅い)のこと、茫猿が一番客でした。

 カウンター席の隅に案内され、適当な食べ物と泡盛をオーダーして、ステージまでの一時間を待つことにしたのです。 しばらくして二番客が入ってきましたが、二番客(Sさん)も独り客でしたから、茫猿の隣に案内されてきました。 話しかけられたら答えるけれど、こちらからは何か気詰まりだから黙々と手酌で飲んでいたのですが、隣客も同様に黙々と手酌です。 彼はよく陽に焼けたヒゲ面ですし、歳も茫猿よりは相当に若そうだし着ているのはアロハ系(後で聞いたらカリユシ)、どうみても地元の人のようですし、店の人とも適当な会話を交わしている様子、話しかけるまでもないなと考えていたのです。
 

 ライブが始まり、佳境になって、いよいよカチャーシーです。 不思議なものでひと踊りして汗を拭いたら、隣客と互いに顔を見合わせて「どちらから?」というわけです。 つまり茫猿も隣客も二人の踊りが如何にも下手で、互いに間違いなく観光客と見たからです。 

 そこから話が盛り上がって、もう一軒行きましょうと、国際通りからタクシーに乗って行ったのが親娘デュオが評判の「樹里」です。 鳩間島での男唄も楽しかったのですが、樹里の親娘デュオはもっと楽しかったことです。それはステージも楽しいけれど、Sさんという「いちゃりばちょーでぇー」を得たからです。 Sさんとは翌日も楽しい話がありますが、それは明日のこととします。 写真は右が母、左が娘、二人ともチュラさんです。
  
 サンシンを曲弾きをする娘さん、彼女の左手に注目。
 
 親娘は母親がアラフォー、娘は十代とのことですが、彼女にカメラを向けますと、こんなサービスというか愛嬌も振る舞ってくれました。こんなポーズをとっている間もサンシン(三線:沖縄三味線)を弾く手はもちろん滞り無しです。
 
[PR]
by bouen | 2009-09-24 06:33 | 只管打座の日々


<< 久高島土地憲章 銀二貫 >>