初冬二題

 師走も早や半ば、残す2009年の日々は少なくなったが、十年も前に較べれば長閑な歳の暮れである。 暖冬もそれに輪をかけている。 伊吹颪に身を縮込めることも少ない。 心なしか水仙や寒椿などの開花も早くなっているようである。 今朝の初冬二題は水仙と八重白椿である。
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 朝の陽射しに濃い影を作って咲いているのが妙と見たのであるけれど。


 椿の白さが正面からの陽射しを受けて、その陰影を薄めている。


 弱日ざし  集めて揺れる  白つばき  (茫猿)

 枯れ草や  茶に染めて  散りぬ花  (茫猿)

 母の耳  聞き返せども  答えなし  (茫猿)  

 葉書きて  逝きひとの笑顔  偲びいる  (茫猿)

 風切りて  光ます星あり  冬来たる  (茫猿)
 


 
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EXCERPT:

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KEYWORDS:

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AUTHOR: bouen
TITLE: ジオラマD51
BASENAME: post_1480
STATUS: Publish
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PRIMARY CATEGORY: 線路ハ何処迄モ
CATEGORY: 線路ハ何処迄モ
DATE: 12/16/2009 08:56:43 AM
TAGS: 鉄道
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 友人がカフェ&バー「鉄道SL倶楽部デゴイチ」というお店の開店を教えてくれたので、さっそく覗きに行ってきました。 ジオラマはHOゲージ日本最大級と自賛するだけの大きさである。 ちなみに茫猿が構築しているのはNゲージ(線路幅が9mm、縮尺1/150)であり、HOゲージの線路幅は16.5mm、縮尺1/87である。Nゲージのほぼ倍のスケールと思えばよい。 HOゲージでは列車の自作キットが販売されており(もちろん完成品も販売されている)、製作マニアは多いのだが、実際に運行させようとすると一般の家庭では線路の敷設場所を得ることが難題であり、結局は飾っておくだけというマニアが多い。
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 だから所有する列車編成を持ち込んで、運行させてくれるジオラマが待たれているのであり、この「デゴイチ」もそんなファンの期待に応えるものである。 茫猿が訪れたときも持ち込みファンがSL・D51編成やジーゼル特急編成などを走らせて楽しんでいた。 自己保有編成を持ち込まない客は、店が所有する編成を借りて運転を楽しむこともできる。 そうでなくとも、店や客が運転する様々な列車編成がジオラマ(仮想空間風景)のなかを爆走したり、時に脱線転覆したりする様を眺めながら、コーヒやアルコールを楽しむのである。

 店の入り口のシツラエは枕木をあしらっているし、内装には実際に使われていたレールも使われている。 12/12のオープンに間に合わせようと突貫工事が施工されたらしい様子は随所に見られるが、全体として良くできていると見ました。 勿論、やや単調な風景、ウエザーリングが不十分なことなど「アラ」を探せばきりがないけれど、類似店が見当たらないことやジオラマの規模を考えれば十分に及第点である。 ジオラマの大きさはメモってこなかったが、おおよそ6mX20mくらいはあったろうと記憶する。

 面白いのは店内の数カ所にCCDカメラが仕込んであり、運行状況を大型モニターから眺めることができるのである。 実景を眺めるに飽きたらモニターを眺めているとよりリアルであり楽しみが増すというものである。 カメラ搭載の列車はまだ用意されていないけれど、車輌から眺める景色もとても面白いだろうと思われる。 これからさらに作り込んでゆくということだから、今後が楽しみである。 

 店のある場所は、京都市祇園花見小路新門前である。 この場所はいわゆる祇園町からは少し北へはずれるが、それだけに古い家並みが残されているし骨董店なども多いから、デゴイチを訪ねながら街並み散策を楽しんでもよかろう。 コーヒ550円で鉄道が思う存分楽しめるのだから、コストパフォーマンスはとても高い。

 列車の走行音を聞きながら、かつての鉄道旅やこれからの旅に思いを馳せたり、懐かしい景色にひたったりするのも一興というものであろう。 店の説明によれば全体として山陰線の風景をイメージしているという。 漁師町も作られているから、そこを餘部鉄橋にすればなお良かろうと思われるが、それも追い追いに形づくられてゆくのであろう。 森の中に「鉄人28号」が隠されているのを探したり、CCDカメラの取付場所を探したりするのも楽しみである。

 ジオラマ・デゴイチ店(1)
  

 ジオラマ・デゴイチ店(2)
  

 餘部鉄橋に改装してほしい海辺の漁師町
  

 ジオラマのなかを列車が走行するさまを見ることができます。
 YOMIURI ONLINE(動画)




 朝の陽射しに濃い影を作って咲いているのが妙と見たのであるけれど。


 椿の白さが正面からの陽射しを受けて、その陰影を薄めている。


 弱日ざし  集めて揺れる  白つばき  (茫猿)

 枯れ草や  茶に染めて  散りぬ花  (茫猿)

 母の耳  聞き返せども  答えなし  (茫猿)  

 葉書きて  逝きひとの笑顔  偲びいる  (茫猿)

 風切りて  光ます星あり  冬来たる  (茫猿)
 
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by bouen | 2009-12-14 07:28 | 只管打座の日々


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