隔靴掻痒的他人事

昨日のリポートを御覧になって、何となく隔靴掻痒であり、もどかしく我関せず的な表現が多くて不快というか不審に思われた読者も多かろうと考えます。いいえ、多かろうなどと考えるのは茫猿の不遜であり、フーンと右から左へ左から右へと師走の空っ風は吹き過ぎたことでしょう。
 ところで、茫猿は新スキームの重要課題は三つくらいに搾ることができると考えています。
1.事例収集は鑑定評価の根幹を成すものであり全鑑定士の生命線
2.行政情報を取り扱うものであり、コンプライアンスが極めて重要
3.スタートが電子化情報であるか否かにかかわらず電子化は時代の趨勢



以上の三点が主要テーマであろうと、様々な機会に様々な地位の方々に申し上げてきましたが、殆どの場合に総論として異論は返ってきません。ところが反論はとても多いのです。しかも多くの場合にその反論は共通してます。
a.現実問題として急激な変化を伴う措置は提案できない。
b.現実問題として財政逼迫の折から、資金を要することは提案できない。
c.現実問題として全国の会員の理解を得るのは時間を要する。
d.現実問題として会員には様々な立場があり一律ではない。

 そこで、茫猿は云うのです。私とて還暦を過ぎている、現実が見えない訳ではない。それでも現実に惑わされたり邪魔されて、優先順位を損なってはならないことくらいは知っています。鑑定協会はたかだか六千名弱の構成員しかいないし、鑑定評価需要も二極化しているし収入的にも停滞傾向にある。
 それでも新スキームを全国展開するためには最低限何が必要か、何から始めるべきか、何時までに行うべきかといった程度の三カ年計画或いは五カ年計画が提案できないのでしょうか。その提案を受けて会員はじめ全国各都道府県の士協会は、何ができるか、何をすべきかを考えれば好かろうと思うのですが如何でしょうか。

 全国一斉とか落ち零れを作らないと云う考えは大切です。茫猿もそうありたいと願います。でも今回のような問題は当初から全国一斉は無理なのであり、行政主導で三カ年計画が近々に示されるのであればそれはそれで好かろうが、そうでなければ希望するところから、準備が出来たところから始めるという、或いは支援するという姿勢も必要であろうと考えます。

 云いたいことは、行政が挙げ膳据え膳で準備してくれるのを根気よく待つことや陳情することを繰り返すばかりでなく、自助努力を始めると云うことであり自助努力が報われる施策や事業計画を提案するということではなかろうかと考えるのです。
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by bouen | 2005-12-12 01:21 | 不動産鑑定


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