Blogの絆

 ブログについて、アクセス数を増やすことやページビューを増やすことが大事なのではなく、自分の『Only One Blog』を造り続けることが一番大事なのだという記事をアップしたことがあります。それは茫猿の意見ではなく「中島聡」という方の受売記事ですが、「ブログというコミュニケーション・ツールが持つ最大の意味」はそこにあると、茫猿もつくづく思います。



 茫猿は90歳前後の老父母と鄙に住まい、二人の息子達は一人は大都会に住まい、一人は過疎の島に住んでいます。二人とも節季毎の帰省が難しい年頃になっています。帰省の難しさは年々増しているようで、今年の正月は一人が12時間の朝来夕帰であり、一人は帰省しませんでした。

 彼等の帰省は嬉しいし久しぶりに元気な顔を見ることはとても楽しいのですが、負け惜しみ的に言えば、いい若い者が父母や老祖父母の顔を見ることを正月休暇の様々な楽しみもよりも優先するようでは「情け無い」とも「少し寂しい」とも思います。

 老いた祖父母は孫の帰省を待っています。自分たちが都会の孫のもとも過疎の島の孫を訪ねることも体力的に難しくなっただけに、よけい待っています。多分、一期一会を身に迫って感じているからだろうとも思います。
 彼等は冷蔵庫を一杯にして、到来物を溜め込んで待っています。
ですが、慌ただしく帰省し、慌ただしく去っていった後に、平穏なというよりも、静謐な日常を取り戻すに数日を要します。年老いた日々が閑寂なだけに、孫を迎えて波だった心が平らかな日常を取り戻すのに時間がかかるようになったからだろうと思います。

 そんな老祖父母の最近の楽しみは、孫達のブログを読むことです。ノートパソコンを操作することはいささか無理なので、写真なども含めて彼等向きの記事を印刷して読んでもらっています。祖父母は同じ記事を何度も何度も読み返しています。我が家にとってブログとは親と息子をつなぐものである以上に、孫と祖父母をつなぐ絆です。

 正月が終わり、我が家はまた閑かな佇まい(シズカナ タタズマイ)の中に、日々が過ぎてゆきます。そんな日々にとってブログというモノが、今年も家族をつなぐ太く豊かな絆(キズナ)であってほしいと思います。
 そういった意味からは国の内外を問わず、時差も問わず、文字だけでなく写真や動画や音声をも伝えることができるブログというコミュニケーション・ツールが持つ意味を、改めて大切にしていたいと思います。そして遅まきながらも今年は老祖父母専用ノートパソコンを用意してあげるのが親孝行なのかなと思い始めています。

・・・・・・いつもの蛇足です・・・・・・
 何が言いたいのかと云えば、ブログというICT先端ツールが、すこぶるつきのローテク・アナログツールともリンクするということなのでして、○○と××は使いようと云う使い古された言い回しに似ているというわけです。
 茫猿にしてみれば、表も裏も印刷された味も素っ気もない賀状を出すくらいなら出さないがまし。せめて宛名くらいは先様のお顔を思い浮かべながらしたためたいと思うに似ているのです。
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by bouen | 2007-01-08 08:08 | 只管打座の日々


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