公園のベンチで

 陽射しは眩しいくらいですが、気温は低いし風もまだ冷たいです。ひとけのない公園のベンチに腰掛けていると、餌をもらえるかと勘違いした鳩が寄ってきますが、しばらく周りをウロウロしていても何ももらえないと気付いたのか、私を少し遠巻きにして眺めるともなく見ているようです。



 陽射しが眩しいのは当たり前で、もう三月も半ばですから冬至からすれば三ヶ月近く経っているわけであり、太陽にしてみれば冬と春の半ばに位置しているわけであり、閉め切った車の中が温室みたいになるのに何の不都合もないのです。

 為すことや為すべきことが無いわけでもありませんが今は何もする気がしなくて、事務所近くの美江寺公園のベンチで煙草をすっています。数年間禁煙していましたが、禁煙の口寂しさに口元に運ぶチョコレートや飴やクッキーが肥満と糖尿の因になると気付いて、暫く前から一日一箱の煙草を自分に許しています。仕事中つまり事務所のなかでは吸えませんから、スタッフが嫌な顔をするだけでなく、換気扇を全開し真冬でも窓を開けてしまいますから、たまには公園で一服することもあるのです。

 ベンチに座って一服し、鳩たちを見るともなく見て、遠く金華山頂のお城も眺めて、何かを考えるともなくスカスカにした脳細胞を漂流させていると、ふと何かがよぎることがあります。しばらく愚にもつかない脳細胞の遊びに付き合ってから、事務所のPCの前に座り先ほどの何かを思い出そうとするのですが、何も浮かんでこないのです。耳をすますと耳穴の奥の方で微かな羽音が聞こえます。いつの頃からか聞こえるようになった羽音でして、少し金属音に近いのですが抑揚が無く一本調子で「ジィーーン」と聞こえてきます。五月蠅いというほどではありませんが、日によって低音だったり高音だったり聞こえないときもあるのは何故だろうかなと考えることもあります。音量を少し大きめしている「Miles DavisのSo What」が、室内にとても佳く響いています。

 08/03/07の岐阜市:美江寺公園


 画面中央の金華山頂はこんな具合です。


 餌を与えることは禁じられている鳩たちです。


 かすかに赤みを加え膨らみもきもち増している桜の花芽

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by bouen | 2008-03-08 10:35 | 只管打座の日々


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