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あれもこれも硬軟取り混ぜ

 敬老の日連休のあいだは、飛騨高山・古川にいました。 岐阜在住の鄙人がいまさらに飛騨路を辿ったのには訳があるのですが、それは追々のこととして、旅のつれづれに思ったこと感じたことをランダムに記します。先ずは「会長談話」追記から。



 「会長談話・追記」
(社)日本不動産鑑定協会が会長談話を協会公式Web Siteに公表するのは初めてではない。 2006年7月にも談話を掲載している。その時も同様の注意喚起を行い、然るべき筋には伝えてもいる。なのに今回も同様の行動を起こしているのである。茫猿はその学習能力の欠如を哀しむのである。内向きの(会員向けの)談話をそのまま世間に公開するということの意味、それは誤解を増幅しかねないという、危険が潜むことを未だ認識できていないと哀しむのである。
 2007/06/07 漱石枕流(会長談話に想う) (鄙からの発信)
 2008/09/13 NSDI-PT3 & めしin東銀座 & 会長談話

 多くを繰り返すことは避けますが、情報産業の一郭に位置付けられるべき鑑定協会であればこそ、Web Siteの持つ意味、何よりも広報というものの意味を理解して欲しいと考えます。二度あることは三度あるといいますが、次回こそは内向きの姿勢や論理を離れてほしいものと願います。

 「リーマン・ブラザース破綻」
 連休中の新聞休刊日に合わせるように、リーマンブラザースが破綻した。iNetの世界では次の破綻候補がAIGなどと取り沙汰されている。 この辺りの事情をマスコミに頼らずに考えるには、「世に倦む日々」や「田中宇の国際ニュース解説」が詳しい。田中宇はしばらく前から警告を発していた。 森達也は別の意味で思考停止をするなと言っているのだが、マスコミ情報に流されていないで、思考停止しないで、自らの頭で考えることが、今また求められるのだろう。

 リーマン、AIG、メリルが日本市場から資金を引き揚げる時に株式市場は当然のこととして、REIT市場はどうなるのであろうかと考えさせられる。それ以前に、それら各社が発行する債券を保有しているであろう、多くの日本企業の九月決算はどんな結果になるのだろうか。 レバレッジ効果が逆スパイラルを加速させ、格付けを破綻させるのであろう。 そんな折りしも、REITの格付け機能であるべき不動産鑑定評価に行政処分が行われたというわけである。 サブプライム問題の日本への影響は軽微とTVで謳っていた方々は、それでもまだ軽微と言い続けるのだろうか。

 自民党総裁選挙と総選挙を控えているのだから、振り付け師電通としては、そう言わせ続けざるを得ないのであろうけれど。  安倍元総理が年金問題と農水相政治資金問題で頓挫したように、総裁当確候補・麻生氏はリーマン破綻と汚染米問題で頓挫するのだろうか。 歴史は繰り返すというが、歴史に学ばない者は破綻するとも云えるのである。 『今日のREIT指数
※地元贔屓は承知の上で、しばらくは野田聖子消費者相の発言に注目していたい。
 
 「Google Chrome 」
 グーグルが新しいサービスの提供を開始している。高山の宿で長男に勧められて携行したノートPCにインストールしたのだが、快適である。早速、事務所PCにも導入して、IEはデスクトップから削除した。 Google Chrome(グーグル・クロム)については、素人があれこれ説明するよりも、このサイトからブラウザー機能などの概要を確認して試用すれば、その快適さが判るでしょう。


 「三度目・東海北陸自動車道」
 連休に東北道を走ったら、スキーシーズン並の混雑だった。高山祭り前、紅葉前、連休とは云え夏休み過ぎのいわばオフシーズンであるのに名神・東名並の混雑である。案内板や情報ラジオやiNetは美濃IC過ぎから大和ICまでは渋滞と報せている。 まさに東北道全通効果&世界遺産効果である。前記の場所で渋滞するのは、八幡まで片側二車線道路が八幡以降は一車線に減少するからの渋滞である。

 そこで、白川郷に向かう予定を急遽変更して、郡上八幡ICで高速道を降りて、秋の気配が深いせせらぎ街道を高山直行に改めたのである。帰路に東北道ひるがのPAに隣接して新設された施設「クックラひるがの」にて関係者に伺ったら「笑いが止まらない」という感じであった。結構なことだが、一時的賑わいでなく持続する発展を願うのである。

 このクックラひるがのは、東北道ひるがのPAに隣接するのであるが、両施設を無粋な金属フェンスで隔てて狭い仮設階段通路のみで連結されている。どうやら中日本高速道路会社の施設改良への対応が遅れているようである。民営化しても公団体質を温存しているのだなと察せられる。共存共栄を図れば皆が嬉しくなるのに残念なことである。

 「飛騨路ファミリーツアー」
 さて、美濃在住の鄙人が、連休に混雑を承知の上でわざわざ飛騨路や白川郷に向かったわけは、長男が婚約の整ったパートナーを連れて、茫猿の老親や縁戚に挨拶のため帰郷したから、飛騨路未体験の彼のパートナーを伴って家族旅行という訳でなのある。世間で云うところのファミリーレジャーというものを我もせなむということである。束の間の家長気分を味わったということで、気分良好な三日間であった。

 残念なのは、茫猿が知っている高山は全てウイークデイであるから、訪れたお勧め店の多くは休日閉店、或いは長蛇の列である。二番店三番店に案内する次第ではあったが、飛騨牛、高原川鮎(飛騨市古川町)、飛騨中華そば、朴葉味噌、漬物ステーキなどの他、高山屋台開館、古川起こし太鼓の里、郡上八幡宗祇水など、ポイントは食し、観覧できたと思う。

 親爺の気分としては、年末の挙式を終えればまた一つ肩の荷が降りるというものである。ご当人達はここ数ヶ月、雲の上に居るみたいのようだから、無心に応えてやる機会をつかまえて、踏み外さないように時折に注意小言を言うだけである。

 高山・飛騨の里、世界遺産・白川郷に客を奪われて閑かな日々が続いていたようだけれど、この連休はそこそこに人がいた。 露天風呂につかっていて同行しなかった古い街並み三之町は鎌倉みたいな混雑だったそうである。


 飛騨市古川町、起こし太鼓の里で上演されているカラクリ人形

by bouen | 2008-09-17 06:15 | 茫猿の吠える日々


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