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異次元空間のスタバ

 野暮用で東京にいる。夕刻一献の待合時間まで余裕ができたから、異次元空間の散歩と洒落てみた。「愛宕グリーンヒルズ」を皮切りに「泉ガーデン」そしてクリスマスイルミネーションが始まった六本木ヒルズである。
 異次元空間の二階のスタバで待ち合わせコーヒしてるが、テナント一覧を眺めてたら、よくもわるくも日本をかき回している企業ばかり。複雑な感慨にしばし耽るのである。リーマンB、ラクチン、ヤッホー、ナマドア等々である。内も外も異次元である。カードカウンターから出てくる勤め人は圧倒的に若者が多いのだけど、何か草臥れて見える。たまに混じるネクタイ姿の中年はもっと草臥れて見えるのは田舎者の僻みなのだろうか。
 でもね、情報通に聞いたら、ヒルズ族とヒルズの労働者諸君とは天と地どころではない階級格差が存在するんだって。寅さんも真っ青てところか。

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by bouen | 2005-11-29 02:06 | 茫猿の吠える日々

輪廻:ウツロイ

 標題の輪廻は宗教的な意味で云うのではなく、「うつろい」あるいは「巡る」といった程度の意味合いである。
茫猿には成人した息子が二人いるのだが、二人の年齢が三十に近づくにつれてやや深刻な悩みを述懐するようになった。仕事観とか人生観あるいは将来設計といった類のことである。
最近も兄が、ラオスのルアンパバーンや、タイのハイ島とかいう聞いたこともないリゾートに一週間ほど滞在してきたようである。親から見れば贅沢極まる話であるが、東京とはあまりにも速さが違う時間の流れは、余計に彼の悩みを増幅したようである。

 先週の日経ビジネスは現代版モダンタイムズという特集をしている。
壊れゆくサラリーマンというタイトルからしてもの凄い話である。
 例えば、成果主義の導入は、能力のある者もそうでない者も一様に「結果」に縛られ、ストレスが極大化していく。制度のために1人の社員が何人もの監督者に監視され、ストレスが乗数的に拡大する。社員を厳格に管理し、ストレスを積み増すことだけが経営ではないはずと云う。(日経より引用)

 さて、それに引き替えて親の茫猿は日毎に、悠々自適に近づいてゆく。いやいや悠々自適には相当遠く、精々のところ晴耕雨読くらいであろうか。
公職はとっくにリタイア、鑑定協会の役職にも久しく就かず(新スキーム委・第三WG座長というものがあるが、これはものの弾みである。)、業務は縮小過程にあり、ロータリークラブも六十歳と二十年在籍を機会に辞めた。そこには一つの輪廻を感じる。親父が身軽になり悠々自適に近づくにつれて、息子達は修羅の道に近づいてゆく。 修羅の道と云って悪ければ、背負う荷物が多くなり坂道の上り下りが険しくなってゆく。
 これを称して、輪廻と云い、うつろい巡ると云うのである。モラトリアムが終わりつつある息子達を少しばかり醒めた目で眺めてみたり、君たちも青春の季節が終わり朱夏の時期を迎えたのだと云ってやる。引替えて親父は白秋から玄冬に近づいてゆくのである。
『ところで、老境が玄冬なのか、白秋なのか、うろ覚えなのである。』
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by bouen | 2005-11-18 16:40 | 只管打座の日々

靖国と琴線

 靖国について、小泉総理の参拝問題をはじめとして様々な議論がある。
前号記事の「靖国三題」で何が云いたかったかといえば、
1.靖国問題は日本の長い神仏混淆の歴史と明治維新当時の廃仏毀釈問題を背景に抱えていること。(習俗と宗教の問題)
2.平和不戦を祈ると云う靖国に、死者は恩讐の彼方にあるべき日本国内戦争の敗者さえ祭られていない事実。
3.日本人の琴線に触れてホロッとさせる歌詞が、問題の本質を隠してもきたし、あぶり出してもいるという事実である。

 靖国神社には今や恩讐の彼方にあるべき戊辰戦争の敗者「白虎隊」も、西南戦争の敗者「西郷隆盛」も祭られていないのに、太平洋戦争を指導したA級戦犯が祭られていることが、何を指し示しているか。靖国神社の存在理由というものを問わず語りに語っているのではなかろうか。

 長い神仏混淆の歴史に明治政府はピリオドを打ち、次いで廃仏毀釈そして神仏分離施策を遂行したのである。そのことは、招魂社として始まった靖国神社が国家神道と一体化して国家護持靖国へと昇華していった歴史と重なるのである。そのことの一面は習俗としての鎮守さまを、神道体系に組み込んで行くことでもあったのではなかろうか。

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by bouen | 2005-11-16 15:28 | 茫猿の吠える日々

靖国三題

 何かと話題になる靖国について三題、とりあえずコメント抜き。
何を考え、何を感じるかは、読者諸氏のお気に召すままに。

その1.靖国にまつられる祭神の内訳(04.10現在)

戊辰戦争 : 7,751柱 (薩長側のみ、会津側は祭られていない)
西南戦争 : 6,971柱(賊軍側西郷隆盛は祭られていない)
日清戦争 :13,619柱
台湾出兵 : 1,130柱
義和団事変 : 1,256柱
日露戦争 : 88,429柱
第一次世界大戦 : 4,850柱
済南事変 : 185柱
満州事変 : 17,176柱
日中戦争 : 191,250柱
太平洋戦争 : 2,133,915柱      
計 :2,466,532柱

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by bouen | 2005-11-15 08:20 | 茫猿の吠える日々

ブログ解説少々

 このブログのTOPページについて、少しばかり語ってみる。
このサイトを弄くり回していれば判ることではあるが、ブログ-サイト基礎知識みたいなものである。以下のサービスはどのブログサービスでもおおよそは共通している。ただし、表現は少しずつ異なっている。
1.カレンダー
 ただの月めくりカレンダーである。ブログらしいのは日付が色違いになっており、記事がUPされている日とされていない日が判別できる。色違いの日付をクリックするとTOP掲載記事の表示が変わるのである。 「<November 2005>」と表示される「<」または「>」をクリックすれば、月表示が前月へ次月へと変わる。
2.カテゴリ(分類)
 このブログにUPしている記事について、ブロガー自身による分類である。カテゴリをクリックすることによりUPされている記事の内、該当カテゴリに分類される記事が一覧表示される。

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by bouen | 2005-11-14 23:39 | 茫猿の吠える日々

NWとVOD

 NWとはネットワークのことである。茫猿はブロードバンド・パソコンネットワーク或いはデジタル・オンライン・ネットワークと云った意味で使用している。 ネットワークという単語が一般に使われた最初はTV局ネットワークだったように記憶する。今でもNTVネットとかフジTVネットなどと使われている。
 VODとはビデオ・オン・デマンド(Video 0n Demand)のことである。見たい時に見たい番組を見ることが出来るシステムである。民放系TVでサービスが始まっているが、フジ・オン・デマンドも第二日本テレビも有料配信である。ともにそれほど多額の料金ではないが、コンテンツ自体はお金を払ってまで見るほどのことはないと思う。

フジテレビ オン デマンド (クリックするとリンク先を表示)
第二日本テレビ (クリックするとリンク先を表示)

 そこに、GyaO:ギャオが登場した。最近何かと世間を騒がせるUSENが配信するVODである。画質は一般のTVと較べれば劣る。デジタル放送とかハイビジョンとは比較にならない。でも、パソコンの小画面(14~17インチ)では、それほど苦にならない。何より無料である。無料の由縁は広告が挿入されるからである。

 ニュース、映画、音楽、スポーツなどのチャンネル数14、各チャンネルが用意するコンテンツの量はまだまだ少ないが、今後の充実に期待できる。音がとてもクリアだから音楽番組などは大層期待できる。放送ネットワークと通信ネットワークの融合が進むと云われているが、現場では既に放送でも通信でもない状況が出現しつつある。
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by bouen | 2005-11-11 19:19 | 茫猿の吠える日々

新実務修習の誤解

 不動産鑑定士試験の実施内容が平成18年度から大幅に変わる予定である。詳しくは下記の鑑定協会サイト記事をお読み頂きたいが、簡単に云えば一次、二次、三次とあった試験制度が一度きりの鑑定士試験となること、合格後に一年間の実務修習を課せられた後に修了考査が行われ合格すると鑑定士登録が認められることである。

【鑑定協会サイトよりの引用】
『社団法人日本不動産鑑定協会における新実務修習の実施方針について
(中間報告)(2005.9.20)
  新実務修習の基本的な考え方は、従来の実務経験2年プラス実務補習1年プラス3次試験合格と同等のレベルの専門的かつ実践的な知識・技能の習得を、最短でほぼ1年3カ月で可能とするものです。
 従って、これを可能とするために、実務修習生には濃密な課程の習得が課されるとともに、進度に応じたきめ細かい習得確認審査(確認されない場合の中間的な振り落し)が実施され、さらに最終的には、現行3次試験と同等レベルの知識・技能の習得を確認する「修了考査」が実施されるものです。』(引用終了)

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by bouen | 2005-11-07 05:45 | 不動産鑑定

NW構築事業の現況

 NW構築事業の進捗状況について述べておかねばならないのであるが、今語ることが許される事項は多くない。予算編成をはじめとして微妙な問題が多いせいである。
 鑑定協会筋の述べるところによれば、基本的には9/12記事内容と大きな変化はない状況にある。細部を詰めてゆく段階にあるともいえるし、協会執行部が以下の認識を共有させてゆく段階に在るともいえるようである。

・新スキームの発展系が事例収集の主要ツールとなるであろうという認識、
・地価公示作業のオンライン化を進め作業効率の向上を図るべきという認識
・並びにそのことが幹事負担の軽減を図るであろうという認識
・取引事例は価格情報のみでなく原始情報も極めて重要であるという認識
・事例閲覧のデジタル化が安全管理徹底に不可欠という認識

 そいった認識の共有を図ってゆく上で、重要なのは現況認識およびその評価である。同時に採用しようとしているシステム設計だけでなく、現に稼働しているシステムについてもコンサルタントやアドバイザー等を委嘱して再検証することの必要性も云われている。この作業は早急に進められる予定であると聞く。
 もう一つは現行新スキーム中央管理ファイルの改善・改良点の検討である。この点についても試行区域の関係者から意見並びに要望を早急にとりまとめて年度末を目処に作業が進められる予定である。

 この制度創設に関する規制改革・民間開放推進3か年計画(H16.3.19閣議決定)を振り返っておく必要も指摘できる。

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by bouen | 2005-11-06 18:22 | 不動産鑑定

NW構築も鑑定業界を変えない

 茫猿は鑑定協会オンラインネットワーク構築を提唱し、その実現に向けて微力を傾注している。徐々に理解者は増えつつあり、新スキームの拡大充実のためにもネットワーク構築は不可欠という認識も共通のものになりつつある。茫猿はその確信を深めつつもある。

 茫猿がネットワーク構築を提唱し推進する一番の理由は、「鑑定評価情報基盤の整備」にある。個人情報保護ガイドライン対策だけでなく、事例の閲覧管理だけでもない。というよりも、それらは二の次三の次であり、基本は情報基盤整備である。フラットで双方向性ある情報基盤を整備することがこれからの鑑定評価業界にとって不可欠であろうと考えるからである。

 プライベートなネットワークは様々な組織態様で充実していることであろうが、鑑定業界は未だオフィシャルな充実したネットワークを持ち得ていない。このネットワーク上で地価公示と地価調査業務が遂行され、ひいては鑑定評価ナレッジマネージメントが拡充してゆくというのが、茫猿の描く近未来像である。

 しかし、これは多分実現しないであろう。地価公示がオンラインネット上で遂行されるところまでは実現する。現に実現させている単位会や分科会も存在する。しかし、双方向性とか本来の電子会議とかナレッジマネージメントといったものは実現しないであろう。実現するとしても、茫猿がそれを見ることはないであろう。

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by bouen | 2005-11-03 12:57 | 不動産鑑定

今週の寅さん

 寅さん48作一挙放映も毎週見続けていると少し飽きてきた。
今週は上京することでもあり、違う角度から寅さんを眺めてみたいと思う。
先月の初めにも葛飾柴又を訪れたが時間がなくて割愛した江戸川べりを歩いてみたいと、品川で新幹線を下車して京急・都営地下鉄・京成と乗り継いで柴又に再度足を延ばしてみる。とはいっても、前にふれたように品川からは相互乗り入れであり、品川と柴又の一つ手前の駅高砂までは乗り換え無しである。
 第四作で登場した笠智衆氏が園長で栗原小巻さんが保母さんを演じるルンビニー幼稚園なるものがよく理解できなかった。おしゃれなカタカナ名前が栗原小巻はともかくとして、寅さんや笠智衆演じる午前様とどうにもミスマッチで違和感を感じていたのである。でもしかし、柴又帝釈天付属ルンビニー幼稚園は帝釈天本堂の東側江戸川よりに実在するのである。
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 なお、ルンビニーとは釈迦降誕の聖地のことであり、仏教寺院系の幼稚園や保育園ではしばしば呼称されている名前である。余談だが、こんなこともインターネットで簡単に調べがつくと云うことは辞書辞典で育った茫猿には今更に驚きであると同時に、辞書辞典に親しまない昨今のネット派若者の行く末を思えば少なからず不安なのである。

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by bouen | 2005-11-02 12:58 | 只管打座の日々