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NSDI-PT REPORT-3

 NSDI-PT(地理空間情報活用検討小委員会)は、地価公示等公的評価並びに取引事例と、GISの融合を目指したプロトタイプモデルの構築を開始しました。



 この間の経緯は次の通りです。
(08/09/11)
 REA-INFOによる委員会・電子会議を経て、構築委託仕様書原案を作成する。
(08/09/16)
 鑑定協会役員会において、構築仕様書原案並びに構築委託公募が承認される。
(08/09/24)
 構築委託公募開始。

 このプロトタイプモデルは、本秋(08/11/21)、岐阜市で開催される鑑定協会シンポジウムにおいて、プレゼン展示を予定しております。シンポジウムの参加エントリーが未了な方はこの「GISプレゼンテーション」への参加もご検討下さい。(プレゼン参加は申し込み不要の予定です。)

『GISを利用した事例作成のプレゼン概要』(08/11/21:於岐阜市)


1.Web対応によるGIS化モデルの展示
2.スタンドアローン方式によるGIS化モデルの展示 
3.Web対応による都計用途図閲覧等の展示


 公募は鑑定協会公式サイトへの開示も検討されましたが、様々な対応に時間的余裕が無いなどの理由から、NSDI-PT委員より事前に推薦を得ているほぼ十社を中心に募集案内をすることとなりました。 とは申しても、一般応募も可能であり、推薦SI業者に心当たりのある方や応募を検討されたいSI業者は、鑑定協会調査課にお問い合わせ下さい。 以下は、企画見積仕様書の抜粋です。

「企画見積仕様書(抜粋)」

1.「プロトタイプモデル:事例及び公示標準地等のGIS化モデル」の概要

 インターネットを利用し、クライアント側のパソコンで、背景図上に地価公示、取引事例の位置を表示し、地図上の該当箇所をクリックすることでこれらの属性データの内容を表示する。
Web GISは、発展途上にあるため、必要以上に作り込まないで、最小限度の機能に止め、可能な限り実績の豊富な無償ソフト(オープンソースであればなお良い)を利用する。

2.基盤地図

 背景図は、地図ASP(但し、画面遷移のないものに限る)を利用する。その際には、その利用費用を明らかにする。地図ASPのAPIが提供されている場合は、可能な限り利用する。従って、背景図は、サーバに保持しない。

3.サーバについて

 サーバは企画業者のサーバを暫定的(年度内)に使用する。このサーバには、地価公示座標データ、取引事例座標データ、都市計画図等のポリゴンデータを設定する。

4.クライアントについて

 クライアントは、ブラウザを利用する。場合によっては、プラグインを利用する。その際は、ブラウザ側での動作条件を明確にする。

7.その他

 利用者が多くなっても快適な利用環境を維持できるように、サーバとブラウザのそれぞれの特性に留意して、両者への負荷バランスを十分に考慮する。

 本年11月21日に岐阜市でデモが可能なようにする。但し、サーバを持ち込んで、local hostで運用すれば可である。

by bouen | 2008-10-07 06:49 | NSDI:地理空間情報


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