人気ブログランキング | 話題のタグを見る

NSDI-PTプレゼンを終えて

 08/11/20並びに08/11/21の両日は、前日がNSDI-PT拡大委員会、翌日が鑑定評価シンポジウムおよびNSDI-PTin岐阜の日でした。 お陰様にて天候にも恵まれ両イベントは予期以上の盛会で、無事に終えることができました。 これもひとえに全国の会員皆様のご支援とご理解の賜物とウエブサイト上からではございますが、深く感謝申し上げます。 NSDI-PTin岐阜を11/21に終えた今、茫猿はある種の感慨と虚脱のなかにいます。 ここしばらくは疲れをいやす時間に当てたいと思っています。




茫猿がウエブサイトを立ち上げて間もない1999年5月15日付け「一石を投じることはできたか」と題する記事に、こんなことを書いております。
1999.5.15 「一石を投じることはできたか

いずれにしましても、全国各地からの御支援や御提案を抱いて、私なりの立場から

(1)コンピューターネットワークを基軸にした有機的ネットワークの構築
(2)土地センサス等、土地情報基盤の整備
(3)地図情報システムや数値比準表の基盤整備

 等の実現に向けて、委員会活動等を通じて微力を傾けて参ります。


 ほぼ十年前にサイトの上で約束しました三つの行動目標の内、ネットワーク構築は「REA-NET」の構築稼働という結果を生み、土地情報基盤整備は「いわゆる新スキーム・悉皆調査」という結実をみました。 残る地図情報システム整備は「NSDI-PT」として、一つの到達点に達したといえます。

 もちろんのこと、云うまでもないことですが、この三目標について茫猿が何かを為したというものではなく、多くの鑑定協会会員やその関係者の御尽力の成果であり、情報化という時代の潮流が背中を押してくれた結果であります。 もし、多少なりとも茫猿が何かを語ることができるとすれば、この三目標の全てに関わる機会が与えられ、そして微力を傾注できる幸せなときを得たということです。

 望んでも、その機会に遭遇することは稀であり、遭遇しても関与できることも容易ではありませんが、十年前に掲げた目標の現場に遭遇でき、わずかでも関与できた幸せは何物にも代え難いと、いまは思っています。

 とは申しますものの、今年の春頃にはまだ想像もされなかった数年は続くと予想される不況、逼迫している鑑定協会財政等の環境を考え合わせれば、NSDI-PTの今後は楽観を許さないと云うよりも、とても厳しい前途が予想されます。 取り巻く状況が厳しいときこそ勇気を持って先行投資を行おうなどという言葉は、引退が間近な者には許されても、いまその渦中真っ只中にいる人々にとっては世迷い言にしか聞こえないだろうと思われます。 関わり合った責任というものもあることでしょうから、年末から年始にかけて2009年度事業計画案と予算案だけは作成しておこうと考えていますが、以後は五里霧中というのが正直なところです。

 茫猿は来2009年は65歳という節目の歳を迎えます。 年齢など気の持ちようであり、「希望有る限り人は老いない」とサミュエル・ウルマンは言いましたが、「牀座施」という言葉もありますから、いつまでも俺が俺がでもありますまい。 鑑定士人生の隠居を広言するようになって、既に数年が経過しております。 来年こそは真剣に隠居を考えたいと思うのです。 多分、全てを断ち切るようなことはできないでしょうし、それはあまりにも寂しいと思います。 それでも、今年よりはさらに一歩、隠居でありたいと思うこの頃です。

 それではお待たせしました。 11月21日午後六時からの懇親会風景をお届けします。
まずは、懇親会のアトラクションです。 図らずもシンポジウムin岐阜のアトラクションもスペイン舞踏でした。 先月東北会シンポジウムで拝見したのもやはりスペイン舞踏でした。 どうも鑑定士の皆さんはフラメンコが大好きなようです。
  「それでは、オーレ!!!!」


「談笑される神戸会長」


「愛知士協会前川会長を囲んでパチリ」


「美人と談笑してご満悦の鑑定協会樹下理事、なぜか憮然とする岐阜士協会加藤会長」 加藤会長はホストの大役を終えられて、憮然ではなくしばし放然とされていたのかもしれません。『妄言多謝、ご寛恕のほどを _(._.)_ 』


by bouen | 2008-11-23 15:04 | NSDI:地理空間情報


<< NSDI-PT in 岐阜・プ... 止揚104号 >>